トップページ | 2005年5月 »

2005年4月

2005.04.27

道路交通法

煙突新設の見積2パターン作成。
以前は吊上げ能力100t以上のクレーンは1日16万~20万が
相場であったが、道路交通法の改正により本体・ブーム・ウエイト
を分割して運搬して現場で組立・解体しなければならなくなった。

クレーン屋に見積を取ると本体使用料は変わらないが
運搬・組立だけで約180万円かかる。
従来は1日16万円だったが、現在では196万円かかるということだ。
50tクレーンまでは自走できるので製品を分割して吊上げ荷重を
小さくするしかない。しかし、高さ40mを超えると能力的に不可能なので
100tクラスを使用せざるを得ない。
御客様に理解頂く為に、クレーン屋の見積を添付することとした。
或いは、現場常駐のクローラークレーン等を支給としてもらうしかない。

安全かつ品質を損なわずに安く出来る工夫を日々模索している。

久しぶりに「トリビア」を見た。
沖縄の「ハブ対マングース」は平成12年の「動物愛護法」で現在は
禁止となっており「ウミヘビ対マングースの水泳対決」となっているらしい。
闘犬とか闘鶏も禁止になったのだろうか?

法律で世の中の物事はガラリと変わるものだ。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.26

4月下旬、吹雪

9年前の4月25日、煙突の新設で北海道に行った。
釧路空港を降り立つと吹雪だった。

東京は春真盛りだったので薄着で行き、着いてすぐに
トレーナーを購入したのを思い出す。

北海道の東部(網走、釧路方面)だったので日の出が早く
朝の3時半位から明るかった。
現場作業中に、近所の牧場の人が来て「馬、来なかったべか?」
と言ったり、毎朝鹿を見たり、ジンギスカンをほぼ毎日食べたり
6月までストーブを焚いたりして、ちょっとしたカルチャーショックであった。

まさに「スローライフ」といった感じで、住んでいる人は穏やかで
他人に対して親切で優しい。
皆、心が豊かなのだ。

都会の忙しい暮らしとは正反対である。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005.04.23

記憶がありません…

昨日は二日酔につき仕事にならず。

おととい(4/21)は「日本煙突業協会」(略称JSA=ジャパンスタックアソシエーション)
の第109回定時総会だった。
私は書記を務めているので必ず出席しなければならない。
年に4回定時総会があり、秋には技術研修会が開催され
外部講師を呼んで技術講話を聞いたり、協会員が技術に関する
発表をしたりする。
今年は当社及び他2社にて発表することとなった。
「ネタ」をどうするか思案中である。

定時総会の後、懇親会。
前日は寝不足だったので「今日は飲酒をセーブしよう」と
思っていたのだが生ビール中ジョッキを飲んだら「うまい!」
と感じて、ストッパーが外れた。ビールがうまい季節になった。
生ビール2杯、ウーロンハイ6杯で1次会終了。
2次会はラーメン屋となり、ギョーザをつまみにビールを2杯…
飲んだ後の記憶が無くなった。

どうやって帰ったのか記憶に無い…
記憶を無くしたのは3年ぶり位。
寝不足で深酒すると効果てきめん。

帰巣本能により家にはたどり着いたが、妻によるとコンビニで
つまみを買って服を脱ぐ度に「おっとっとー」と言って転んでいたらしい。
朝起きるとTシャツとパンツだけで寒かった。

2次会のお金払ったのか?
どんなに酔っ払っても家にはたどり着いているのは「帰巣本能」のおかげか?

昨日の帰りに高田馬場ビックボックス前を通ると早稲田大学による「新歓コンパ」
の待合わせで大混雑だった。
この時期の高田馬場駅周辺は混雑する。

およそ、18年前の自分を思い出す…
私は明治大学だったので、新宿集合だった(明大前は狭くて集合できなかった)

時の流れは早すぎる。

テレビで「紅の豚」を見た。
舞台がフランス?かイタリア?の第二次世界大戦らしく背景に煙突が多数
映っていたが、あれでは煙突同士の距離が近すぎてダウンウォッシュの影響が
大きく現実的では無い。が、空想の世界だから良しとしよう。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.20

経済設計

構造計算&見積の依頼があった。
高さと口径が決まっており、設計後に見積という形。
だが、既に予算が決まっているとの事。
つまり安上がりな設計に収めなければならないという事。
本体の板厚やアンカーボルト本数その他を計算してゆく。
安くする為にスペックを下げると構造的にNGとなり
かといってハイスペックにすると値段が高くなる。

予算と構造面でのバランスを見ながら午前中には最終決定した。
正式な構造計算書を作成する。

経済設計は難しい。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.19

宿探し

ゴールデンウィークシリーズ中の宿を探した。
職人が各地にいるので現場毎に宿を確保する。
煙突に精通した職人で無いと安全に施工できず
事故のもととなるので煙突屋は全国の現場を渡り歩くのが一般的だ。

我々工事屋の場合1泊2食で5000円~6000円が相場である。
現場1ヶ月、4人工事と仮定すると、5000円/1泊×4人×30日
=600,000円と結構な金額になる。3ヶ月の工事なら180万円だ。
その場合、部屋を借りる方が良いが1週間程度の補修工事だと
宿で泊まるしかない。

今日は、兵庫県・埼玉県・東京都内の宿を探す。
最近はネットで検索できるので昔ほど時間がかからない。
とはいえ現場から近くにあってリーズナブルな宿を
探すのは手間がかかる。
兵庫県は手頃な宿が見つかったが埼玉県・東京都内は難しい。
1泊8000円が相場で何件か電話で問い合わせする。
結局、埼玉県は6000円/1泊で決定、東京都内はウイークリーマンションが
良さそうだ。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2005.04.18

同い年

昭和44年新設の構造検討書を作成。
鉄筋量・コンクリート強度共に低く250ガルで
シュミレーションしたが耐震性が低く、厳しい。
設計基準が古いので止むを得ないのだが
かわいそうになった。

私と同い年なのでちょっとさみしい。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.15

警察署

警察署へ行った。
犯罪を犯した訳ではなく「銃砲刀類検査」の為に行った。
建設用鋲打ち銃を保有しているので年に1回検査が必要。
めったに使用する事は無いが許可が無いと保有できない。
前回使用したのは5年位前でスタットという5cm位の鋲を
コンクリートに打ち込む為に使う。ドリルで穿孔してボルトを
打ち込む方法もあるが1時間に10本程度が限度で、鋲打ち銃だと
1時間に200本は打てて効率が良い。総合計1000本打つとなると
工期が全く変わってくる。

取調室で書類を書いて検査を受けた。
10年前、検査を受けた時に刑事さんが
「地下鉄サリン事件で忙しくて…」と世間話した事を思い出す。
時の流れは早過ぎる。

警察署に行くと悪いことはしていないのに緊張してしまうのは何故だろう?

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.14

頓服薬

今朝、花粉症対策用の頓服薬を飲んだ。
午前中は見積作成で集中していたので眠くなかったが
午後、強烈な睡魔に襲われた。
眠気覚ましにドトールにコーヒーを買いに行った。
もうそろそろ花粉シーズンも終わるはず。
花粉症歴18年になるが今年は意外と症状が軽い。
ひどい年は御客様の前で説明・プレゼン途中に
鼻水が垂れていたこともあったが今年は主に
目のかゆみが多かった。

帰りの電車でお年寄りに席を譲る光景を2回見た。
人の優しさに触れて心が和らぐ。
でも、席を譲った2人も結構なお年?

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.13

ゴールデンウィーク

先日行った調査の説明に客先へ訪問。
応急補修とその他2つに分けて再見積となった。

午後会社に帰るとゴールデンウィーク工事の
打合せで元請が来るとのこと。

ゴールデンウィーク・お盆・年末年始は工場が休業し
煙突の操業が停止することが多く、その間にメンテナンスや
調査等を実施することが多い。
今年も現場が重なり忙しい。
でも、この時期に現場が無いと逆にさみしい。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.12

熱暴走

女子事務員のパソコンがついに「落ちて」しまった。
最近、熱暴走によると思われフリーズ現象が起きてたので
メンテナンスしようかと思っていた矢先のこと。
会社のパソコンは全て自作で私のスペックが一番良い。
CADで図面を描きながらエクセルで構造計算をして
ワードで報告書を書く、という使い方をするので
そこそこのスペックが必要となる。
事務員のパソコンは私の「お古」を寄せ集めたもの
(でもCPU2Ghzメモリ512MBでビジネスアプリでは充分)
ケースが机上で邪魔にならないようスリムブック型だったので
どうしても熱がこもり易い。
ケースを触ると「ラーメンどんぶり」なみに熱く特に電源が
熱かった。
取急ぎ近所のツクモ電気に行く。
電源故障と想定し、本当は電源のみ取替えしたかったが
特殊な電源につき売っていないのでケースごと交換する事にした。
物色の上、6千円台のケース購入。
ハードディク・マザーボード等の「お引越し」
無事起動、何の問題も無く作動した。
原因はやはり熱暴走による「電源故障」だった。
ちなみに電源はメイドイン C…
製品の作りが雑?

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.11

地震

今朝、出かける前に地震があった。
急いでテレビで確認、千葉・茨城方面で最大震度5強。
その方面の煙突を色々と思い出す。
千葉県内では耐震性が低くて気にかかる煙突が2本ある。

今日は会社に連絡が無かったのでとりあえず問題無いものと
思われる。だが、内部煉瓦の状態やコンクリート剥離状態は
不明なので注意が必要だ。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.08

煉瓦式煙突

およそ8年ぶりに内部煉瓦・外部コンクリート製の煙突
見積依頼があった。
鋼板製又は外部コンクリート(外筒)内部鋼板製(内筒)が
多数である。
それぞれ、メリット・デメリットがあるものの内部煉瓦式は
コストが安く、耐久性もそこそこ良い。

鋼板製も安いが振動・騒音・海岸地域での塩害等があり
設置場所、高さ、形状等に注意が必要である。
最も耐久性が良いのは外部コンクリー(外筒)内部鋼板製(内筒)
であるが基礎と外筒が大きくなるのでコストは高くなる。

仕様の決定には予算・耐用年数・設置場所等の検討が不可欠だ。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.07

見積書

昨日に引続き、報告書まとめ。
劣化要因の考察・対策案・補修見積の作成。
明日には提出できそうだ。

調査→報告書→劣化要因の考察→対策案提出→見積と
最も良いパターンだ。自社で調査しないと、どこが悪いのか
完全に把握できず、煙突周囲の現場状況も良く分からないので
安全・最適・安価な補修案が提案しずらい。

通常は予算に合わせた3種類の見積(いわゆる松・竹・梅)
を提出するが今回は建設後14年でさほど劣化進行していないので
1種類だけの見積とした。
実施は来年ぐらいか?

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.06

「減哀」?「減衰」?

昨日に引き続き調査報告書及び
調査結果に基づく構造検討書の作成。

ワードのテンプレートを基に文面を作成していったが今日初めて
「減衰定数」が「減哀定数」になっていたことが判明した。
これで何冊もの構造検討書や確認申請書を作っていたかと思うと
何ともマヌケな話(他人に指摘されたことは1度も無いが)

「減衰」は地震・風等の振動を弱める働きのことであり
大きい方が振動が少なくなる。
「減哀」だと哀しみが少なくなるということになってしまう。
(それはそれで良い事であろうが)
横棒一本無いだけでこうも意味が違ってくるのか。
日本語は難しい。

今回、調査した煙突は高さ30mということしか分かっていなかった。
パッと見で共振風速が低そうで揺れが大きいだろうなと思った。
図面をもらって確認したら直径1.3mだった。
今日計算したら案の定、共振風速は約17.3m/secつまり風速17m近辺で
この煙突は最も揺れるということである。
調査の時に、うちの職人が「この煙突よく揺れるわ」とボヤいていたのもわかる。

共振現象は煙突本体の持つ固有周期によってほぼ決定される。
例えば神社で鐘を突く時、最初は強い力を加えないと鐘は揺れないが
タイミングが合ってくると軽い力で揺れるようになってくる。
鐘の持つ固有周期と外力が一致すると簡単に揺れる。
煙突の固有周期と風が吹くタイミングが一致すると大きく揺れるということだ。

設計段階では振動防止として共振風速を25m/sec以上に収める、又は支枠を
取付けるのが良いが予算の都合もあり、なかなかうまくいかないものだ。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.05

「膜」と「腹」

先日行った煙突調査の報告書作成で1日が終わった。
鋼板製煙突の調査だが塗膜の腐蝕・劣化が著しい。
下書きの段階で塗膜の「膜」という字が「腹」になってしまった。
?と思いつつ「膜」の字で考えることしばし。
結局、辞書で確認。
ワープロを使えば早いのだが辞書を引くことにより脳の刺激となるのだ。
と、妻に言い訳してみる。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.04

図面が示すもの

今日は売り込みの電話が多かった。
大概は金融商品の勧誘や電話料金プランについてのものだが
初めて「CADオペレーター派遣」というのがあった。
我々の様な専門工事業者が描く図面は特殊かつ細かい工夫が
されているので一般建築図面と異なり他人に説明するより自分で
書く方が早い。

図面に求められるものは「明快さ」である。
御客様に理解していただくことは勿論、職人に対して分かり易くかつ施工し易い
ことが求められる。更に、煙突屋が書く図面には高所作業であるが故の
「安全に施工できること」が何より大事である。

父親(先代代表取締役)が口を酸っぱくして言っていたが工事屋にとって
大切な三大原則
①品質(勿論安全を含む)
②工期
③価格
それらを満たした工事をして誠意を尽くし信頼を得て、初めて煙突屋として
成り立ってゆくのだと思う。
日々是勉強だ。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.03

光が丘公園

天気が良かったので練馬区の光が丘公園へ出かけた。
花見シーズンなので人が多かった。

帰りに光が丘清掃工場の側を通って行った。
仕事柄どうしても煙突に目が行ってしまう。
8年位前に内部補修工事があった。たしか高さは120mで全部回り階段だったので
足がパンパンになったことを思い出す。
今日見た所、外部コンクリートの塗装が剥がれており再塗装の必要あり。
でも塗料飛散防止が大変そう。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.02

太い糸

今日は父親の3回忌だった。亡くなってからおよそ2年、時の流れは早過ぎる。
父親は煙突屋歴45年、個性の強さと経験で煙突業界では有名だった。

とあるセリフの中から
「人は生まれながらにして糸を持つ。家族、兄弟、友人、仲間、互いに信頼し合い
助け合う。生まれ落ちた時から大切に思ってきた人たちとのつながり…
そしてそのつながった糸は時を経るにして太く力強くなってゆく。
理屈では無くその糸を持った者は大切にする」

法事で親戚兄弟が集まった時に「太い糸」を感じた。
だから、先祖を大切にして墓参りをして自分の存在を確認すると共に先祖に
感謝するのだろう。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.04.01

初ブログ

今年、年男なので何か新しい事を始めたいと思っており、4月1日とキリが良いので
今日からブログを初めてみた。

煙突専門工事業者の代表取締役を務めてます。
今日御客様から電話があり、煙突から騒音が出て苦情が来ているとのこと。
騒音測定データを送ってもらったら90~100dbで90dbは地下鉄の騒音並。鋼板製煙突だそうで
金属等の平滑面は音が反射し易く、防止方法として吸音材を内部に取付したりする。
過去に同様の例があり、その時は吸音材取付前で55db位だったが取付後には50db位になった。
5db変わると人間の耳ではかなり低減したように感じられる。実際に取付前と後ではかなり
静かになった。
「ウエーバーフェフィナーの法則」によると感覚量は刺激量の対数に比例するとあり、1db変化しただけで
相当の感覚量の変化があるということだ。
取急ぎその時の測定データ・施工写真等を郵送し、続きは来週以降にて

今日からセリーグの開幕、久しぶりに巨人戦野球中継を見た。
9回表で2-1の巨人1点リード、外人ストッパー登場で終了か?と思っていたら
審判が微妙な同点ホームラン&ツーランホームランであっというまに4-2、9回裏は3人で
あっさりゲームセット。
「流れが変わる」と言うが、同点ホームランがきっかけだったのでは?
ピッチャーが動揺し甘い玉になり逆転ホームランへつながる…まさに流れが変わった

「流れが変わる」=心の乱れが引き起こす勝敗を決する大きなミス
勝負事では「平常心」が大切だ。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トップページ | 2005年5月 »