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2005.04.06

「減哀」?「減衰」?

昨日に引き続き調査報告書及び
調査結果に基づく構造検討書の作成。

ワードのテンプレートを基に文面を作成していったが今日初めて
「減衰定数」が「減哀定数」になっていたことが判明した。
これで何冊もの構造検討書や確認申請書を作っていたかと思うと
何ともマヌケな話(他人に指摘されたことは1度も無いが)

「減衰」は地震・風等の振動を弱める働きのことであり
大きい方が振動が少なくなる。
「減哀」だと哀しみが少なくなるということになってしまう。
(それはそれで良い事であろうが)
横棒一本無いだけでこうも意味が違ってくるのか。
日本語は難しい。

今回、調査した煙突は高さ30mということしか分かっていなかった。
パッと見で共振風速が低そうで揺れが大きいだろうなと思った。
図面をもらって確認したら直径1.3mだった。
今日計算したら案の定、共振風速は約17.3m/secつまり風速17m近辺で
この煙突は最も揺れるということである。
調査の時に、うちの職人が「この煙突よく揺れるわ」とボヤいていたのもわかる。

共振現象は煙突本体の持つ固有周期によってほぼ決定される。
例えば神社で鐘を突く時、最初は強い力を加えないと鐘は揺れないが
タイミングが合ってくると軽い力で揺れるようになってくる。
鐘の持つ固有周期と外力が一致すると簡単に揺れる。
煙突の固有周期と風が吹くタイミングが一致すると大きく揺れるということだ。

設計段階では振動防止として共振風速を25m/sec以上に収める、又は支枠を
取付けるのが良いが予算の都合もあり、なかなかうまくいかないものだ。

http://homepage2.nifty.com/kyosei/


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