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2005年10月

2005.10.26

1112号

調査結果グラフの作成及び発表資料の最終確認。
先日提出した確認申請書の件で役所から連絡が入る。
建設省告示1112号「ボイラーの燃料消費量、煙道接続口の
中心から頂部までの高さの基準等」の計算書を添付してくださいとのこと。
「確か…1300番台だったような?」と思いつつ「添付します」と電話を切る。
法令集を開いて確認する。
やはり平成12年に1112号→1387号に変更されている。
計算式に変更は無いのだが、単位がcal(カロリー)からJ(ジュール)に変更され
それに伴い告示の番号も変更になっている。

なぜか建築関係の単位は馴染みの薄い単位になっている。
SI単位によるものだが㎏→N(ニュートン)やcal→Jなどいまいちピンと来ない。
100㎏はすぐに分るが980Nだとピンと来ない。
今、建築を学んでいる学生が社会人になり「教科書はニュートンだった」とか
「円周率は3.0」という世代が多くなると世の中も変わるのだろう。

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2005.10.24

2転3転

機材手配、打合せ等々。
保留状態になっていた新設の施工日がようやく決定した。
当初は10月下旬、暫定で29日、最終決定は11月1日となった。
現場が狭く、ボイラー搬入の都合で後回しとなった。
職人の段取、クレーン手配、ゴンドラ手配等、各方面にFAX送付する。

煙突業協会の技術研修会発表資料がようやく出来上がった。
今週木曜日発表なのでもうちょっと早めに仕上げておきたかったが
急ぎ急ぎの仕事を優先して延び延びになってしまった。
当初OHP無しで予定していたが発表時間の都合を考慮しやはり
OHPを手配してもらうこととした。
「30分で分る決算書の見方」と言うテーマの為、資料をコンパクトに
6ページでまとめてみた。後は解説トークでカバーする予定。
前回発表時は30ページ位だったので、資料の少なさは身近で分りやすい
解説トークで盛り上げるしかない。

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2005.10.19

FAX連絡多数

施行計画書を2つ作成及び図面の作成。
月曜、火曜日2日出張だったので御客様への打合せを行う。
しかし、電話をした全ての御客様が出張又は外出中で連絡がとれず
かといって携帯電話まで連絡をとる程には急ぎの用事でもないので
止む無くFAXにて用件を伝える。

出張中の領収書の整理をしていたら職人と居酒屋で飲みに行ったときの
レシートが出てきた。3人でウーロン杯が27杯と記載されている。
1人当たり9杯、1杯350ml・焼酎が100mlと仮定すると約1リットルのアルコールを
摂取したことになる。
でも、職人は翌日70mの煙突を難なく昇っていった。タフだなあと改めて感じる。

風呂に入っている時に地震があった。
地震が広範囲だったようで宮城県、千葉県の煙突が思い浮かんだ。
耐震性が低いので大変気になる。

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2005.10.12

松竹梅→上と並

昨日に引き続き報告書の作成。
最後のまとめ及び対策案を作成する。
いつもは「松・竹・梅」の3案の対策案を提案するのだが、対策案として2案しか
思い浮かばない。

今回の煙突の場合は
「ものすごく悪い状態とは言えないが、かといって現状のままでもまずい」
という微妙な煙突である。多大な予算をつぎ込む程の補修が必要な
煙突ではないが最低限の補修は必要という煙突だ。
目視状態では悪くは無いのだがテスト結果が悪い。
いずれは目に見える程の劣化が出てくることは想像できるが
現状では1年以内に発生するのか5年以内に発生するのかは分らない。

職方と対策方法や工程・安全対策を打合せの上、結局「上と並」だけの2案で
提出することにした。
予定通り今週中には提出できそうだ。

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2005.10.11

パターンB

延び延びになっていた調査報告書の作成。
コンクリート製の調査報告書は久しぶりだ。
調査項目が多く、写真も36枚フィルム5本分あるので
報告書のボリュームは大きくなる。

煙突の劣化状態は、大まかに分けると3つのパターンになる。

パターンA…外部状態が悪く、内部はそれ程でもない
パターンB…内部状態が悪く、外部はそれ程でもない
パターンC…内外部共に悪い

パターンAはごみ焼却場の煙突に多く、毎週土日の停止による
コンクリートの熱膨張収縮が原因で亀裂・剥離が発生する。
1990年代からは「内筒式」となっている場合が多いので
それ以前に建設された煙突に見られる。

パターンBは民間ボイラー用の煙突に多く、1980年代又はそれよりも前
に建設され、建設当初はC重油の使用により酸等の腐食環境が原因で内部の
劣化が発生する。年末年始や定修時に停止する為、コンクリートの
熱膨張収縮頻度は少なく外部コンクリートの亀裂も少ない。

パターンCは1970年代以前に建設され「古くて図面が無い」とか「鉄筋が丸鋼」とか
建設年度が古く、ライニングが無い場合もある。
中には「蹴飛ばせば壊れる」位の煙突もあるので注意が必要だ。

今回の煙突はパターンBに近い。
今日は写真整理、データまとめで終わる。
明日は劣化原因の考察や対策案の提案で終日かかる予定。
現地調査自体は1~2日程度で済むが報告書まとめには時間がかかる。

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2005.10.06

クイックレスポンス

提出済み図面の打合せ及び見積と雑用。
昨日、現場に下見に行ってもらった煙突の略図・工程表・見積を
手分けして作成する。
御客様が、かなり急いでいるようで早めの対応をとのこと。
現在稼動中の煙突にアスベストが含有されており一刻も早く
新しい煙突に切替したいとのこと。
御客様の御意向になるべく沿えるように、こちらも急いで対応する。
昨日の今日で資料が揃い、御客様に喜ばれた。

「鉄は熱い内に打て」とは先代の教え。
時間がたつと忘れてしまったり、役に立たなくなったりすることもある。
値段には現れないサービスの一環として「クイックレスポンス」を
モットーとしている。

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2005.10.04

出前の対応

先週からの続きで構造計算と図面の作成。
図面作成途中で御客様から電話が入る。
「もうできましたか?」「今ちょうど図面を書いてます。構造計算は終わりました」
「明日には発送できます」と回答した。期限が10月上旬、第2週までという
曖昧な約束だったので木曜日発送と仮定していた。
ソバ屋の出前の様な対応となってしまった。

FAXで見積依頼が入る。数字がつぶれていて全く見えない。
内径と高さだけが解っていて温度や現場状況、構造的な条件は不明とのこと。
こちらで概略の設計をして見積をとのこと。
「不確定要素が多いので、余裕を見込むので高くなりますよ」と提示したが
それでよいとのこと。本当は詳細の設計を打合せしつつ施工条件や設計条件を
煮詰めた上で見積するのが適正価格を出せるし後々のトラブルも少なくなる。

「条件は小出しにせず小引っ込めせよ」というのは折衝事のセオリーである。
最初に最も厳しい条件を提示して、話し合いながら条件を緩くしてゆく。
後から条件を追加するのは難しいし、値上げ交渉も難しくなる。

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