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2005年11月

2005.11.30

煙突屋のDNA

午前中は調査グラフの作成。
午後から「煙突設計施工指針」改訂についての打合せ。
改訂の進捗状況と内容を聞く。
今年中に原案の作成、来年に校正・原文作成されるとのこと。
まだ原案作成の段階なのでどうなるかは不明だが
動的解析は設計例として記載されるとのこと。

煙突の阪神大震災以降の地震被害例掲載について打合せするが
局部的な被害で2例しか集まらないと説明する。
現在稼働している煙突の大半は建設省告示1449号(旧1104号)
の計算式によって設計されているので充分な耐力を持っている。
実際に1982年以降に建設され、告示式をクリアしている煙突は
阪神大震災や中越地震でも煙突業協会会員各社が知りうる限りでは
倒壊した例は無い。
逆に動的解析の方が基準が緩くなる場合があるのでは?と思う。

煙突の一般的な設計手順について話題が出る。
大概はプラントメーカー、ボイラーメーカー殿でガス量・高さ・頂部口径を
決定しアセスメントを行い、その後煙突屋が詳細設計をメーカー殿と
打合せながら決定していきますと説明する。
煙突屋の場合、設計→施工→メンテナンスまですべて行うのが一般的
であるので「ものづくり」の喜び・責任感・達成感・苦労等を実感できる。
「設計だけ」ならば現場での達成感・施工性・工夫・安全への配慮・苦労を
実感することは難しく、逆に「施工だけ」ならば図面や構造計算作成の苦労
使い勝手やメンテナンス性等の設計上の工夫・施主との度重なる折衝
安全性の綿密な検証努力・設計の責任感を実感することは難しい。
煙突屋は昔から設計→施工→メンテナンスの一貫した業務を行うので
より良い「ものづくり」を目指すDNAが脈々と受け継がれているのだろう。

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2005.11.28

煙突屋のバイブル

午前中は先週提出した見積書の略図作成、午後から
手配、打合せ等。
「煙突構造設計施工指針」改訂にあたっての資料収集を行う予定だったが
急ぎの仕事により結局出来ずに終わってしまった。
水曜日に打合せ予定なので明日中には手掛けなければならない。

我々煙突専門業者にとっては「煙突構造設計施工指針」はバイブルの様な
ものであり、手垢が付いたり擦り切れるほど使用する文献だが、一般的には
馴染みが薄い。
口頭で説明するより文献を見せて説明する方が説得力があり、てっとり早い。
断面算定は永久不変の事項なので改訂は無いと思われる。
恐らく、材料の追加・風荷重の変更・単位の変更・建築基準法の変更が
記載されるものと思われる。
後は、動的解析について盛り込まれるか?といった所。
個人的には風直角荷重に於ける共振風速の具体的な数値が記載されて欲しいと
思う。鉄塔等では15m/sec以上と具体的な数値が記載されている様だが
「煙突構造設計施工指針」には数値の記載は無い。
各煙突専門業者独自に決定している様だが、結局は15m/sec以上としている様で
当社は安全側の設計とする為に20m/sec以上にする様に心掛けている。

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2005.11.24

10年ぶり

午前中は図面の作成、午後から来月実施予定の調査の段取。
前回調査を行った資料を探す。時間がかかるだろうなと思っていたが
偶然にも資料箱の一番上に置かれていた。8年位前に調査したと
思い込んでいたが報告書を見ると平成7年12月9日となっていた。
丁度10年前に調査をしていたことになる。
その当時、建設後4年経過していたので今年で14年となる。
煙突内部の煤が大量にあったことを思い出した。
今回も大量に溜まっている可能性が高い。
ひどい場合は煤の搬出だけで午前中一杯かかることもあり
実際の調査は午後から開始ということもある。

昨日は久しぶりに友人と飲みに行った。
その後ビリヤードをした。勝負は最終的にタイで終わったが
5回連続ポケットに入ったときには気持ちよかった。
ゴルフもこの様に簡単に穴に入るといいのに。

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2005.11.22

飛行機<新幹線

午前中は出張先からの移動。
午後から連絡、安全書類作成、図面作成等。
出張の往路は新幹線を利用し、復路は飛行機とした。
時間帯によって金額が異なり、復路の方が約3000円安くなった。
所要時間は新幹線が約4時間半、飛行機が約2時間。
定価なら飛行機の方が高いが割引適用の便では安くなる
仕組みとなっている。
座席は空いていて隣が空席なので快適だった。
羽田空港もだいぶ便利になった。以前は便数の少ない路線の場合
発着口からバスに乗って飛行機までという形式があったが
現在では直接発着口から搭乗できることが多くなった様だ。
航空会社によってターミナルが分かれているのも解り易い。

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2005.11.17

日々是勉強

午前中は図面作成及び雑用。
午後から日本煙突業協会の「煙突設計施工指針」改訂についての
打合せに行く。
今回のテーマは
煙突の地震被害写真掲載、材料の記載について、施工精度について
の打合せ。
SUS317を記載すべきとか、温度による応力低減、「高さ6m超の排気筒」は
「煙突」範疇に入るものと見なし、確認申請を行うべきだ等々活発な議論が
なされ大変充実した2時間だった。
記載予定の材料で「SUS444」という材料があり「これはどういう
ステンレスですか?」と質問すると「チタンが含有されたステンレス」
ということだった。

今日は自分の知らない知識が多く得られて充実した1日だった。

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2005.11.15

13×2×2×2=104

図面の訂正及び調査報告書の板厚調査グラフの作成。
高さ50m、内筒式煙突2本の超音波板厚測定結果をグラフ表にまとめる。
約5mピッチで2方向測定。内筒1本につき26ヶ所を測定、合計52ヶ所。
前回は平成11年に測定し、前回との比較の為に2年分作成。
「13ヶ所×2方向×2本分×2年分=104ヶ所」の測定結果をグラフに
記載してゆく。
作成後、A3用紙に印刷して確認する。
2ヶ所だけ前回とダブって記入してしまったので訂正する。
今回は2年分だけだが3年分・4年分となると結果が膨大な量になる。

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2005.11.14

年末恒例

図面の作成及び打合せ等。
日本煙突業協会から年末恒例の「ゴルフ大会」の案内が届く。
今回はちょうど4人で割り切れるメンバー構成となった模様。
出来れば避けたい行事である。

水泳、剣道、スキー、スケボー等の自ら体を動かすスポーツは得意なのだが
どうも「ゴルフ」だけはセンスが無いので、憂鬱になる。
野球やテニス等、動いているボールを打ち返すことはそれなりにこなせるが
止まっているボールを打つということはどうしてこんなにも難しいのだろうか。
タイガーウッズの1/1000のセンスでもあれば楽しくなるのだろうが。
更に、友人だけのメンバーなら気軽に行けるのだが、仕事関係なので気を使う。
とりあえず低血圧の人の最高血圧程度を目指して練習しよう。

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2005.11.09

2年ぶり

御客様及び職方との打合せ、完了検査申請書の作成。
2年前に某国立大学のボイラー用煙突の改修工事見積について
連絡が入る。
最近地震が多いが、予算削減の為にスペックを落として再見積の依頼。
日付を見ると平成15年7月になっている。
鋼材単価が現在と比較すると安い。鋼材単価のみ現在の状況に合わせて
再提出する。
2年前の状況とは変わっているので金額が変わってくる。
材料、クレーン代その他様々な金額が上昇している。見積有効期間を
明示していても中々理解されずらい。

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2005.11.08

やっと作成

見積を2件、施工報告書の作成。
延び延びになっていた日本煙突業協会、定時総会議事録が出来た。
今年で書記の役職2年目なので昨年作成したものを修正して使用する。
ほぼ毎年同じスケジュールなので今後の予定は日付のみ修正して
各社の発言内容を作成すればよい。雛型があるのでだいぶ楽ではある。
でも、昨日来客がありその後飲みに行って終電ギリギリまで飲んでいたので
若干の二日酔いと少し風邪気味だった。文章作成はいつもより時間がかかってしまった。

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2005.11.03

日本煙突業協会、書記の仕事

構造計算、安全書類作成、拡散計算書作成等々。
18時30分集合で日本煙突業協会の会員他社から飲みの
誘いがあったので早めに終わらせて参加する。

某自動車メーカー煙突改修工事見積に関して話題が出た。
多くのゼネコンに引合がある様で、煙突業者各社にも引合が
あるらしい。既設煙突の解体→基礎の改造→煙突新設という内容だが
工程が2ヶ月と指定されており、高さ60m・頂部内径2mというボリューム
からすると物理的に不可能だ。通常は工程4~5ヶ月、雨天強風を考慮すると
6ヶ月の工程が欲しいところ。当社は対応不可能なので見積辞退とした。
煙突専門業者なら手は出さないだろうという結論になった。

今後のスケジュールについて話題が出る。
いつもは定時総会の議事録に記載するが、多忙につき、まだ作成していない。
各社の発言要旨を簡潔にかつ正確にまとめ上げるのは結構難しく
オフレコの発言もあり文章を選びつつまとめるのは時間がかかる。とはいえ
「鉄は熱い内に」打たないと意味がない。
「来週前半には提出します」ということで勘弁して頂いた。
書記という役割は結構難しい。

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2005.11.01

ピタリ賞

約20m鋼板製煙突の新設工事立会。
今日1日で何とか施工をとの御客様の御依頼。
「雨、風等なければ終わります」と先週電話にて伝えたが、天候的には
問題ない。
約10mの煙突を2本、地上で溶接接合しアンカーボルトにセットする。
その他付属品を取付して終了。
「おそらく14時位にアンカーセット終了、付属品は16時半位には
終わると思います」と伝える。
「何とか今日中に終わらせて」と職人にハッパをかける。

無事アンカーセット終了、時計を見ると13時50分。
ほぼピタリ賞、我ながらいい勘してるなと感心する。
サポート等の付属品取付終了、時計を見ると16時20分。
またピタリ賞、道具類の片付が終わり御客様に挨拶して
16時50分に現場を出た。

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