エンコ台という名の由来
煙突見積書の作成及び打合せ、雑用等々。
昨日、御客様から来月実施予定の煙突点検の件について
役所から正式な仕様書が出たとのことで内容を再確認する。
煙突直径が60センチしかないので無人の高圧水洗浄及び
ビデオによる内部点検、外部超音波板厚測定を計画していたが
仕様書では「エンコ台」使用による有人の清掃点検となっているらしい。
エンコ台とは公園にあるブランコに似ており、杉板製の長さ50センチ・幅20センチ程度の
座板に番線を取付けているだけのものでゴンドラが普及する以前には
よく使用されていたが現在では安全配慮の為、煙突作業では殆ど使用されていない。
5階建て程度の低層ビルの窓拭きには現在も使用されている。
ロープ一本で上から下へ下がるだけなので上昇は不可能である。
ゴンドラの場合、ワイヤーロープと親綱があり上下移動可能で安全性と
機動性が高い。
図面を再確認すると頂部直径が40センチしかなく頂部からエンコ台を
挿入できないので有人作業は不可能である。
職方の安全を考えて辞退することにした。
「エンコ台」という名前の由来が気になって調べてみると
「エンコ」とは「縁側に腰かける」という意味で使われていた言葉であり
「縁に座る際の腰をついて足を前に放り出す座り方」のことらしい。
確かにエンコ台に座ると両足が前に出る。
煙突屋(工事屋)の基本 「安全」
煙突屋(工事屋)の3原則 「品質」 「工期」 「価格」
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