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2006年11月

2006.11.29

宿題

煙突検査成績書の作成及び見積書の作成等々。
一息ついた所で、先々週から宿題となっていた鋼板製煙突の
長所・短所その他提案書の作成にとりかかる。
高さと頂部口径を同じにして形状を直胴型・テーパー型・ロケット型の
3パターンの構造計算を行う。見た目には大差ないが製作時のロス材
施工性によって金額が異なる。

今日は日本煙突業協会の技術懇談会があった。
私用で寄り道しながら少し早めに会社を出て行こう…と思っていたが
急ぎの電話が入り、今日中に対応しなければならなくなった。
時計を見ると懇談会の開始時間を1時間程度過ぎていた。
「これから行っても終わり間際になるな」と思い欠席することにした。
年間4回の総会は私が書記であるので欠席は不可能であるが
懇談会は任意参加である。

景気付けに焼肉を食べに行った。メニューを見るとタン塩がある。
少し前には牛タンを提供できない店が多かったが
牛肉輸入解禁の影響だろうか、久しぶりのタン塩を堪能できた。

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煙突屋(工事屋)の3原則 「品質」 「工期」 「価格」

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2006.11.27

平成元年か平成2年か

煙突見積略図の作成及び煙突竣功図の作成等々。
担当者違いではあるが80m煙突新設見積依頼が入る。
平成初期に新設した煙突の近くに別の煙突を新設するとのこと。
ガス量と温度データだけがあり、計算すると現状と同じ煙突で対応できる。
現状煙突の新設当時の見積を捜索する。
見積日付は平成元年となっているので平成元年のファイルを開く…が一向に
見当たらない。「?」と思いつつ平成2年のファイルを開くと発見された。
平成元年に見積をして決定は翌年だったので平成2年に保存されていた。
消費税は3%となっており税抜金額に対して税込金額は中途半端な
数字となっている。
約16年という時代の流れを感じる。

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2006.11.24

3ヒント

煙突施工報告書及び煙突見積用の拡散計算書の作成等々。
拡散計算は排ガス量と排ガス温度、排ガス種類が与えられており
後は煙突屋の常識で設計見積せよとのこと。
高さ50mという指定であるが計算すると30m以下に出来そうではある。
設置場所のk値、排ガス中の硫黄分濃度、地耐力が不明であり
北関東という条件なのでk値は7.0、硫黄分濃度は100ppm
地耐力20t/㎡と仮定して計算する。
やはり高さ30mで問題無い。もっと低くは出来そうだが
3つのヒントが無いと正確に計算及び見積出来ないので
指定高さの50mをケース1とし推奨数値として高さ30m、内径2.0mφの
ケース2という2パターンの計算及び見積を提出することにした。
構造的にはかなりの余裕を見込んだのでケース1の金額は
ケース2の倍近くになってしまった。
ヒントが無いと適正な仕様、価格が提示できない。

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2006.11.22

ウォーキング

煙突確認申請用書類の作成及び
午後から煙突施工完了事前検査の立会、職方との打合せ等々。
確認申請書類は明後日使用するとのことで御客様に持参し、昼食後
検査現場に向かう。山手線内の移動ではあるが最寄り駅からは若干
距離がある。暖かい陽気に包まれながらウォーキングを楽しんだ。
検査では様々な質問を頂いたが実績を踏まえて即答したので
監理者の方には安心して頂けたものと思われる。

会社に戻って来月の予定を整理していると日本煙突業協会の
親睦ゴルフの案内書類が目に入る。先日、自宅倉庫でゴルフバックを
見たが結局、昨年以来練習しておらずクラブを触っていない。
「一夜漬け」又は「ぶっつけ本番」となりそうな気がする。

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2006.11.21

煙突屋冥利

鋼板製煙突2本の建方立会。
煙突搬入後、搬入検査を行う。今回はエンドユーザーが
役所なので元請殿と検査官の方が立会で検査を行う。
煙突は初めてとのことで、図面と照合しながら寸法検査
質問等に回答する。約半年前ではあるが自分で書いた図面なので
記憶を辿りながら質問に即答した。
一通り検査した後に、検査官の方から
「あとは煙突の専門家にお任せしますので安全に施工して下さい」
と言われた。品質について全面的に信用して頂けた様で煙突屋冥利に尽きる。

昨日はビジネス旅館に宿泊した。工事業者向けの旅館で1泊2食付きで
リーズナブルな値段である。食堂で晩酌しつつ職方と談笑していると
隣に座っていた鉄道工事業者の方が話に参加してきて出身地の話題になった。
御本人は北東北出身で奥様は北関東出身とのこと。
当社は北海道から沖縄まで全ての県で煙突の実績があるので地理には詳しい。
出身地についての話が詳しいので「よく知ってますね」と鉄道工事業者の方に
感心された。
これまた煙突屋冥利に尽きる。

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2006.11.16

ナイロンスリング(小)

煙突内筒搬入及び煙突内筒設置工事の立会。
現場が会社から30分程度なので午前中は図面作成し
昼前に現場に向かう。
現場に到着すると内筒が1本も挿入されておらず煙道も置いてある。
「トラブルか?」と思いつつ休憩所に向かうと午前中は荷降ろし及び
段取で終わったとのこと。内筒は全部で6本あるが今日は煙道及び内筒2本の
設置を目標として午後の作業に取りかかる。
雨、強風その他トラブル無く、予定通り終了した。明日以降も天候に恵まれると
良いのだが。

来週に鋼板製煙突2本の建方で使用するナイロンスリングを職方から受け取って
持ち帰る。ナイロンスリングは(大)が2本、(小)が2本あり煙突の重量は
少ないのでナイロンスリング(小)を2本受け取る。
(小)なので軽いと思っていたが意外に重く、電車の中で持っている手が
痺れてきた。
見た目で判断してはいけない。

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2006.11.15

机上の理論

社内書類の整理、材料発注、打合せ等々。
煙突の共振現象について問い合わせがあり
口頭による電話説明では話が長くなるので見解書を提出することにした。
他の煙突で使用した共振現象に関する見解書を手直しして
作成するので時間はあまりかからない。
共振現象の発生過程、調査方法、対策案の3点について見解書を提出した。

共振現象を分かり易くする為に「ブランコ」を例に説明する。
最初にブランコを押す時には強い力が必要だが、次第にブランコが
行って帰る固有周期と押す力のタイミングが合ってくると軽い力で
ブランコは大きく動作する。
煙突の共振現象も同様に、煙突本体の固有周期と風の吹くタイミングが
一致すると煙突は激しく振動する。
共振風速は理論上、煙突本体の固有周期と煙突外径で決定されるので
「計算上○○m/secにて最も振動する」という設計はできるが
実際には煙突周囲の状況、立地条件等によって計算通りにならないこともある。
机上の理論と現実とは異なることが多い。

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2006.11.13

アルコール無しで

午前中は煙突材料の発注等々。予定していた材料を変更することになり
施工数量を再度計算する。施工する体積は同じであるが材料比重が
異なるので1.8倍程度重量が多くなった。
現場状況と施工性、施工品質を考慮すると材料変更が好ましい。

午後から日本煙突業協会の打合せ。
いつも総会を開催している場所のロビーで打合せする。
以前は喫茶、軽食を提供していたが3年程前から無くなってしまった。
禁煙かつ飲物が無い状態で1時間程度打合せする。
終了後、アルコールの時間には早いので、お茶を飲みながら
世間話をする。いつもは総会→居酒屋というパターンだが
アルコール無しでの打合せは久しぶりだ。
煙突業界は飲兵衛が多い(様な気がする)

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2006.11.09

2ヶ月待ち

煙突構造計算書2件の作成。
1件は煙突の更新で既設の基礎が利用できるか検討せよとのこと。
正式版ではなく結果だけの概略版でよいとのことだったが
本体重量、応力算定、本体断面算定、アンカー検討、基礎の検討
(転倒、地耐力、すべり)考察で概略版とはいえ8ページになり
結局5時間位かかってしまった。後日正式版を提出することになった。
管轄の役所では確認申請後2ヶ月待ちだという。来年3月までに実施したい
とのことで、なるべく早めに書類を作成しなければならなくなった。

FAX送付後、月曜から作成している確認申請書類の作成に取りかかる。
地盤データがまだ来ておらず、提出を迫られているので暫定として
地耐力10t/㎡と仮定して基礎を検討する。地下部分の配管と干渉するので
基礎の形状はほぼ決まっていたが、仮定した地耐力よりも約2割下回る。
仮定した地耐力では問題ない。

昨日ようやく24のシーズンⅠをすべて見終わった。
最終回は衝撃的な結末となっており、相変わらず続きが気になる展開と
なっている。まだまだ寝不足の日が続く。

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2006.11.07

ボルト接合

煙突構造計算書の作成。
煙突の現場接合部は現場内での火気使用が困難なので
ボルト接合という指定がある。
ボルト接合の場合、将来的にボルトの腐食や煙突の振動によるボルトの緩み
等々不安がある。実際に他社で施工した煙突で台風時にボルト破損による
煙突折損事故例があるので煙突に於けるボルト接合は個人的に
信頼性が低いと思っている。
「溶接接合の方が安価で将来的な信頼性が高いと思います」と御客様に進言するが
設計上はボルト接合で行って欲しいとのこと。
ボルト接合による煙突設計は久しぶりなので「ステンレス建築構造設計基準」を
確認しながら計算する。
馴染みの薄い設計は時間がかかる。

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2006.11.06

地表面粗度区分

午前中は打合せ、発注等々。午後から煙突構造計算書の作成。
風荷重算定の為に管轄役所に基準風速及び地表面粗度区分確認の
問い合わせをする。法令集では該当地域になかったので「その他の地域」である
基準風速30m/sec及び粗度区分Ⅱ又はⅢと想定していたが念の為に
確認した。確認申請の担当は土木事務所とのこと。早速問い合わせをする。
電話口で待つことしばし…やはり基準風速は30m/secとのこと。
地表面粗度区分は調べて回答するので10分後に再度電話下さいとのこと。
その他の打合せがあり気がつくと1時間経っていた。
電話確認すると「海岸線500m以内は粗度区分Ⅱで、それ以外はⅢ」という
回答だった。御客様からは○○県○○市という情報だけで、現場は海岸線500m
以内かどうか分からない。とりあえず厳しい条件である地表面粗度区分Ⅱとして
計算することにした。

終業後、日本煙突業協会の方と飲みに行く。
今回は開催地が高田馬場で当社が「ホスト役」となっている。
1次会は居酒屋で2次会はラーメン屋という要望があった。
有名なラーメン屋という要望があり、行列を覚悟して下さいと言いつつ案内するが
「スープ売り切れにつき営業終了」となっていた。別のラーメン屋に案内するが
既に終了、他のラーメン屋も終了。最後の望みとして、駅近くの私が最も好む
ラーメン屋に案内した。4件目にしてようやく営業中となっていた。
豚骨ベースで好き嫌いがあるので不評となるかドキドキしていたが
満足して頂けた様で完食して頂いた。
ビールとギョウザとラーメンを同時に注文したがビール、ギョウザ、ラーメンと
コース料理の様に食べ終わる頃を見計らって提供される。
細やかな気配りとサービスの良さに感激し、勉強になった。
益々ファンになった。

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2006.11.01

M28?

煙突見積略図の作成、発注、打合せ等々。
御得意様から煙突見積依頼のFAXが入る。
煙道部分は従来通りの内容であるが煙突については
設計事務所殿で設計したのだろうか、確認事項が数点あった。
アンカーボルトがM28と記載されている。
M28?M27かM30しか無かったはずと思いつつ製作工場に確認する。
やはりJIS規格には存在しない。手持ちのJISハンドブックを確認するが
「鉄鋼Ⅰ、鉄鋼Ⅱ」には記載が無く「ねじⅠ又はねじⅡ」に記載されているらしい。
早速書店に行って確認する。JISハンドブック「ねじⅠ」に六角ボルトの記載が
あったので購入しFAX送付した。

最近では口頭説明だけでは通らず「根拠となる文献を提示せよ」という機会が
多いので必然的に蔵書が多くなってしまう。
煙突屋は言う事はあてに出来ないのか?

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