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2007年4月

2007.04.27

磁性金属管

煙突図面作成等々。
避雷設備の詳細図作成の為に避雷設備のカタログを久しぶりに
開いてみる。
避雷支持管の部分を見ているとステンレス管は磁性金属管とされている。
今までステンレスは磁性がないものと思い込んでいたので
調べてみる。
オーステナイト系は磁性無しであるが、フェライト系やマルテンサイト系は
磁性ありとされている。ステンレスの製造過程によって磁性を帯びるらしい。

カタログを読み込むと磁性金属管は電気を通しにくいので管外導線方式と
するがステンレスでも所定の断面積が確保されていれば
管体導線方式でも良いとなっている。

避雷設備の基本は「雷を効果的に捕集して人体や構造物に被害が無い様に
安全に地中へ電気を流すこと」である。よって受雷部分は電気抵抗が
少ない構造とし、安全に地中へと電気を通すことが求められる。
結局、今まで発注していた方式で問題無いことが分かった。
調べる為に1時間以上かかってしまったが「日々是勉強」である。

煙突屋(工事屋)の基本  「安全」
煙突屋(工事屋)の3原則 「高品質」 「工期遵守」 「適正価格」

煙突に関する一切の業務
京誠工業 株式会社 ホームページは
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を御覧下さい

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2007.04.25

超音波厚さ計

煙突施工図面の作成、雑用等々。
現在補修作業中の煙突について急遽
SUS316L製嵩上げ材部分の板厚測定を行うこととなり
超音波厚さ計を現場に宅急便で送付する。
約3年前に施工したが嵩上げ材の腐食進行度が早く
板厚測定によって劣化進行度を確認することとなった。
当社には超音波厚さ計が2つあり両方とも日本製である。
最近では外国製の超音波厚さ計もあるがメインの厚さ表示が
「インチ」単位であることが多く、扱いにくい。
やはり「ミリ」単位表示がメインであることが馴染みやすい。

ゴールデンウィーク中の各現場の週間天気予報を確認する。
4月中は雨が多かったが天気予報では晴れの日が多いようである。
煙突屋にとってゴールデンウィーク中は定修工事が多いので
天候が良いことが望ましい。

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2007.04.23

右脳と左脳の活用

煙突図面作成、完了検査申請書作成等々。
先週打ち合わせした内容を反映する為に図面変更を行う。
煙道配置が複雑でメモを見ながら確認しつつ配置を検討する。
施行しやすく立体面を考えながら試行錯誤して図面を書くので
どうしても時間がかかる。
図面上で書いた配置位置に今ひとつ確信が持てないので
模型を作成して立体面を確認しつつ作図する。
次第に右脳が疲れてきたような気がしたので気分転換として
完了検査申請書を作成する。
法令集の条文を確認し内容を理解することは左脳が活用できる。
煙突屋は左右両方の脳を活用できる様な気がする。

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2007.04.18

作業スペース

昨日に引き続き煙突解体見積書及び見積概略図の作成等々。
以前に提出した解体見積よりも作業内容が少なく
解体材は場内処分とし産廃処理費用が無いので
金額的には半分以下になった。
詳細な状況、特に煙突周辺の状況が不明であるので
概算見積とし、値引代なしで提出した。

ごみ焼却場煙突の場合は敷地が広く、ごみ収集車両の
搬入路が確保されており小学生の社会科見学コースとしても
利用されることがあるので煙突周囲は障害物が少なく
補修工事の時に充分な作業スペースが確保されていることが多い。

民間工場煙突の場合は煙突の建設後に建屋の増築・機械類の
増設等で煙突の周囲は充分な作業スペースが無い場合がある。
民間工場煙突の解体時には周囲の建屋や機械類の養生、解体材の
搬出路等が必要になる場合もある。

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2007.04.17

4つのキーワード

煙突見積略図3パターンの作成等々。
御客様から煙突解体について見積依頼が入る。
話を聞いていると昨年、別の御客様経由で
見積した…様な気がする。
①同じ県②同じ煙突高さ③現在使用しておらず解体する
④民間工場という4つのキーワードが一致する。
エンドユーザー名を告げると確認して連絡するとのこと。
約15分後連絡が入る、やはり昨年見積した煙突と同じであった。
但し見積依頼は解体範囲が少なくなっているので
再度数量計算することになった。
新設当時の図面は、まだ保管してあったので確認しながら
見積書を作成する。
計画が頓挫したものと思っていたが再度復活したようである。

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2007.04.12

9年ぶり

現場での煙突打合せ。
ここ最近は新幹線や車での移動が多く
久しぶりに飛行機での移動となった。
約9年前に隣の市で工事をして以来の訪問となるが現在では
市町村合併により同じ市になっている。
空港からレンタカーで現場に向かいながら9年前を思い出す。
確認申請がなかなか下りなくて数回、説明に訪問した。
当時は民間での確認申請制度が無かったので管轄する建築主事に
提出していた。
結局、現場工事を含めると4回訪問した様な気がする…が定かではない。

打合せ終了後、空港に戻ると飛行機の出発まで2時間ああったので
ゆっくりと土産物店を物色する。今回は荷物が多いので
空港内レストランで食べることにした。
ビールと共に様々な名産品を堪能しながら旅の疲れを癒す。

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2007.04.10

晴男

午前中は私用により休み、午後から煙突施工図面の修正及び
昨日からの調査結果による煙突構造計算等々。
構造計算の続きを行うが、予想通り震度6強程度の振動加速度でも
問題ない結果となった。
「煙突構造設計施工指針」では主筋量0.5%以上が推奨されているが
今回の煙突では主筋量の最低値1.23%、最大値2.86%となっている。
一般的には上部で1%前後、中間部で1.5~2%、下部で2~2.5%程度の
鉄筋量を設計するので設計上でも問題ない。
新設煙突とは異なり、年数が経過した煙突に於いては、地震の継続時間
震源地からの距離・建設年度からの経過年数・鉄筋の腐食程度等々によって
結果が異なるので、いわゆる「もつ、もたない」という観点から
「震度○までもちます」と言うのは断言が難しいのであるが
今回調査した煙突では充分な保有耐力があるので
「震度7相当以上の耐震性能がある煙突」と断言できる。

今日は先代の命日であるので午前中に墓参りに行った。
墓参りの日には「晴れ」の日が圧倒的に多く、今日も晴れであった。
親子共々「晴男」なのであろうか。
先代が亡くなってから早4年、散りゆく桜のシャワーに包まれながら
4年前をしみじみと思い出す。

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2007.04.09

コピーのコピー

煙突施工図面の訂正、煙突調査結果に基づく構造計算書の作成等々。
構造計算書はコンクリートコアの圧縮強度試験結果に基づいた数値及び
既存の煙突図面による鉄筋本数によって計算する。
コピーのコピー図面であるが数字が比較的判別しやすい。
パッと見た所、鉄筋量は多いので計算しなくても保有耐力は
充分であることが推測できる。
新耐震以降の設計であるので鉄筋量は多く設計されている。

新学期が始まったことにより高田馬場の人通りも多くなり
活気があふれてきた。いつもの「学生街」としての街並みが戻ってきた。

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2007.04.06

新JISマーク

午前中は私用休み、午後から煙突図面のチェック及び
確認申請書の作成等々。
図面を一度出力し内容を確認すると全ての図面で1カ所づつ
消し忘れや表示間違いがあった。
配置図を除いて、確認申請書の第一面・二面、案内図
施工図面、構造計算書を揃えてまとめる。
御客様には提出予定期限より1日早く提出できることになった。

いつもコンクリートコアの試験を依頼している試験所の新しいパンフレットを
入手したので中身を見てみる。コンクリートコアの試験だけしか
依頼したことがないので、その他の業務内容は知らなかったが
ISOの審査やJIS認定、材料認定業務も行っているらしい。
今回初めて知ったのだが工業標準化法の改正により新JISマーク制度が
導入され既に運用されているらしい。
最近では法改正や制度改正が多いので定期的な情報収集が必要である。

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2007.04.04

シリコン系とウレタン系

煙突施工図面の作成等々。
今日中に終わらせる予定であったが作図中に基礎図面の
作図スペースが無いことに気がついた。
その他の図面を大きめの縮尺で作図していたので基礎図面が
収まらず、やむなくもう一枚新規図面を作図する。
「図面枚数はなるべく少なく凝縮して書くこと」というのは先代の教え。
図面枚数が多くなると御客様にとっては見づらくなるし間違いの元となる。
煙突の図面はなるべく少ない枚数で万人に理解されやすい図面が望ましい。

塗料についてカタログを提出することになり、煙突が海岸に近いので
耐塩害性能が高い塗料を推薦する…が、シリコン系とウレタン系どちらを
推薦すべきか迷ってしまった。塗料屋に確認するとシリコン系であると
即答された。さすが「餅は餅屋」といった所である。

ようやく花粉飛散が少なくなってきたなと思っていたが、ここ数日は
飛散量が多く、目のかゆみは無くなってきた一方で鼻水が多くなってきた。
「堪え忍ぶ春」はまだまだ続くらしい。

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2007.04.02

見積と図面

煙突見積書3件作成後、煙突図面の作成。
見積書はそれぞれ違う内容で全く別の場所であったので
注意しながら内容を確認しつつ提出する。
その内の一件は既存煙突の調査であったが図面を見ると
構造計算しなくても鉄筋量が少ないと感じた。
時間があれば概略の構造計算をしてみるのだが時間がなかったので
建設年度を確認する。
やはり、新耐震以前の基準により設計されたようである。
鉄筋量が少ないのは止むを得ない。
提出後、図面を作成していると煙突直径が大きいように思えた。
ある程度書き終えた段階で再確認すると見積した現場と間違えて図面を
書いていた。高さは同じであるが直径が異なる。
愕然としながら再度書き直す。
改めて確認作業は重要であると感じた。

最近の高田馬場は春休み中であるので特に朝の時間帯での人通りが少ない。
いつもより広く感じる道を歩きながら、いつもより静かな街並みによって季節を感じる。

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