破壊or非破壊
煙突見積書、提案書、略図、資料作成等々。
先日提出した煙突調査に関する仕様書に基づく見積書の一部変更及びと当社で推奨する提案書と
見積書を作成する。
仕様書ではコンクリートの強度を測定するためにコア採取の破壊試験4か所と
シュミットハンマーテスト16か所の非破壊試験が記載されているが試験方法の違いだけで
結果はほとんど変わらないことが予測される。加えて建設後23年を経過し、ごみ焼却場の
煙突ということからコンクリートはかなりシビアな状況下であるものと予測できる。
破壊試験を行うことは躯体を傷つけることになるので一般建築物では問題無いが
今回調査対象の煙突の場合、鉄筋量も少ないので破壊試験は実施しない方が望ましい。
大断面の鉄筋コンクリート構造ではコンクリート側で許容応力度が決まる場合もあるだろうが
煙突の様なドーナツ型の薄肉断面構造では、ほぼ100%に近い割合で鉄筋側で許容応力度が決まる。
従って、RC構造の煙突に於いてはコンクリート強度よりも鉄筋量が重要である…という内容の提案書を
前回提出分より更に分かり易く説明する為に他の現場での破壊試験と非破壊試験の調査結果と
RC造煙突の地震被害例写真を交えて調査内容を変更する提案書をバージョンアップして再作成した。
提案による見積では破壊試験の削除により、仕様書よりも安く実施可能である。
今回の調査目的は「煙突の耐久性能判断」と思われるので判断材料としての最低限必要な
項目の調査で事足りる。
目的に見合う提案を行うことは専門業者としての使命である。
煙突屋(工事屋)の基本 「安全」
煙突屋(工事屋)の3原則 「高品質」 「工期遵守」 「適正価格」
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